臨時国会開会にあたってのアピール 暴走する安倍政治の転換を!改憲発議阻止のたたかいにこの秋から全力をつくそう

2019年10月7日

 

臨時国会開会にあたってのアピール
暴走する安倍政治の転換を!
改憲発議阻止のたたかいにこの秋から全力をつくそう

 

戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター

 

 秋の臨時国会が開会しました。安倍首相は参議院選挙で改憲派が3分の2の議席を維持できず、自民党単独でも過半数割れしたにもかかわらず、「国民は改憲論議を支持」、「憲法改正は国会議員の義務」と改憲への執念をあからさまに示しています。安倍政権は、この臨時国会で国民投票法改正法案の成立と各党の改憲案の討議を進め、改憲への突破口を開こうとしています。防衛省は来年度予算の概算要求で7年連続の5兆3千億円を超える額を計上し、国民に消費税の10%増税と社会保障の切り下げを押しつけながら、大軍拡予算など許されません。3000万人署名を軸にしたこの間の各地の奮闘が改憲発議を許さなかったことに確認を持ち、新たな構えで運動を進めましょう。

 

 国民生活と経済を破壊する消費税増税、農業破壊の日米貿易協定、あいちトリエンナーレへの補助金不交付、台風15号の災害対応などに加えて、関電役員の金品受領問題が発覚しました。嫌韓を政権が煽り、日韓関係は悪化して経済への悪影響も広がっています。臨時国会での課題は山積みとなっており、9条改憲阻止とともに国民の生活と権利、民主主義を守る運動を強めましょう。

 

 安倍改憲を断念に追い込むたたかいは、正念場を迎えています。安倍改憲に反対の世論は過半数を超えている一方で、国会で改憲論議を行うことや自衛隊を9条に明記することへの支持も高まりつつあります。9条改憲の危険性をあらためて市民のなかに訴え、草の根からの運動を強め、野党の分断を許さず、地域での市民と野党の共闘を日常的に強化しましょう。

 

秋の臨時国会からの奮闘を呼びかけます。

  1. 3000万人署名の各団体の目標達成にむけて、9日、19日行動など地域での対話を広げましょう。
  2. 総がかり行動実行委員会の呼びかけにも呼応し、憲法集会など11月3日の行動に決起しましょう。
  3. 9条改憲を許さないたたかいとともに、大軍拡予算反対、辺野古新基地建設阻止、日米地位協定の抜本改定、言論と表現の自由など憲法をいかして民主主義をとりもどす運動を進めましょう。

 

以上

 

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