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維新の会

(共同センターNEWS・2013.7.3/No.271)

96条の改悪、首相公選制、天皇元首化

維新の会が参議院選挙公約「維新の挑戦」を6月27日に発表しました。そのなかで、憲法については、96条の発議要件緩和、首相公選制、天皇元首化、一院制などを盛り込んでいます。

【憲法を改正する】

  • 改憲の賛否を国民に問うために民主主義の原点に基づき、発議要件を2/3から1/2に改正する。

[★憲法96条改正原案、憲法改正・国民投票法改正案提出]

  • 国民が直接リーダーを選ぶ制度として首相公選制を実現する。
  • 天皇の元首としての位置づけを明確化する。
  • 衆参合併によって一院制へと改革し、決められる政治を実現する。
  • 政府が健全な財政運営を行う責任を有することを憲法上に明記する(将来世代への先送りの禁止)
  • 自衛権に基づく自立した安全保障体制確立のため、憲法を改正する。

二人の共同代表が憲法公約で「内紛」

 この公約で維新の会の2人の共同代表が「内紛」状態です。「改憲の位置づけ」をめぐって、橋下徹、石原慎太郎両共同代表の間で意見の対立が表面化し、分裂含みの様相となっています。
 石原共同代表は、6月26日の代議士会で「大阪の本家は憲法について『ただの改正』と寝ぼけたことを言っている。まるで話にならない。憲法は丸ごと変えなければならない」と発言しました。これは、石原氏が主張する憲法の「無効」を確認して、「廃棄」を宣言せよというもので、維新の公約の中に「憲法改正」という文言が使われたことへの不満の表明です。
 それに対して、橋下共同代表は「党内で散々議論してきたうえで、憲法については『改正』だ。無効論とか言うのは維新の会の綱領に反する」と反論。
 橋下、石原両共同代表の間では、日本の戦争を「侵略」とみるかどうかでもあつれきが生じ、一連の橋下氏の慰安婦問題でも「謝罪せよ」等と混乱しています。どう考えても、両代表制をとっていながら、大切な問題で意見が違うとはおかしなことです。これでよく政党がなりたっているものです。