「あらたな共同」の意義、役割
改憲暴走の強まりのもとで、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」や「立憲デモクラシーの会」、「戦争をさせない1000人委員会」など一点共闘の組織が様々に結成されている。
また、5月17日に「東北6県 市町村長9条の会連合会」が結成されたことにも示されるように、「九条の会」は保守層にも広がり、引き続き草の根からの取り組みを前進させるうえで、大きな役割を発揮している。
これらの共闘で積極的な役割を果たす上でも、憲法擁護、9条改憲反対の明確な主張を持つ民主団体、労働組合がそれぞれの分野で積極的な役割を果たすと同時に、団体間の共同を強め、自覚的な運動を総合的、全国的に進めていくことが求められている。
共同センターを発展、改組する「新たな共同」は以上の点を確認し、歴史的なたたかいとなることが想定される憲法闘争で、国民運動の前進、たたかいの勝利のために積極的な役割を発揮する。
申し合わせ事項
- 名称
本会は、「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」(略称:憲法共同センター)と称する。 - 目的
- 日本を戦争する国に変える解釈、立法、明文改憲を許さない行動に取り組む。
- 「九条の会」の呼びかけに賛同して、憲法9条を守るたたかいを草の根から広げるために取り組む。
- 日本国憲法がいきる平和で民主的な日本の実現をめざして取り組む。
- 構成
目的に賛同する団体(中央団体)、組織で構成する。 - 活動
目的を達成するため、次の活動をおこなう。- 立憲主義を無視して進められる「戦争する国」づくりに反対する国民共同の前進、発展に積極的な役割をはたす。
- 目的を達成するための全国的な取り組みを共同ですすめる。
- 戦争する国づくりを許さないたたかい、憲法を守りいかすたたかいの交流を進め、必要な情報の提供をおこなう。
- 目的を達成するための行動提起と学習会、講演会などを開催する。
- 運営体制
① 総会を年1回開催し、運動の到達点と方針を確認する。総会は、本会に参加する団体・組織で構成し、決定は全会一致を原則とする。必要に応じ、団体・組織代表者会議を開催することができる。 ② 日常の運営にあたる運営委員会を若干の団体で構成する。 ③ 運営委員会のもとに事務局をおく。事務局は若干の団体で構成する。 - 財政
本会の財政は、構成団体の分担金(応分負担)でまかなう。 - 事務所
本会の事務所は、全労連内におく。
2014年5月30日
取り組み
- 毎月9日を全国一斉宣伝行動日とし、全国各地でとりくむ。
- 秋の臨時国会に向け、各地での共同の拡大をめざす取り組みを具体化する。
- 解釈改憲による集団的自衛権行使容認、「戦争する国」、「他国での武力行使」に反対する地方議会意見書の採択をめざす地方段階の取り組みを共同してすすめる。
- 地元選出国会議員に対し、戦争する国づくりに反対し憲法を守り・いかす国政の実現を求める要請に共同して取り組む。
- 政府が解釈改憲の閣議決定を強行しようとする重要段階で、国会行動やこれに呼応する全国行動の実施を呼びかける。
- 各団体の「憲法署名」を集約する国会行動に共同して取り組む。
- 全国のたたかいを集約する大規模集会などの年内開催を検討する。
- 以上の取り組みを柱に、情勢に対応した諸行動の具体化を運営委員会でおこなう。
運営委員会構成団体
●全国労働組合総連合(略称:全労連)
WEB:http://www.zenroren.gr.jp/
●全国商工団体連合会(略称・全商連)
WEB:http://www.zenshoren.or.jp/
●新日本婦人の会
WEB:http://www.shinfujin.gr.jp/
●農民運動全国連合会(略称:農民連)
WEB:http://www.nouminren.ne.jp/index.shtml
●日本民主青年同盟(略称:民青同盟)
●全日本民主医療機関連合会(略称:全日本民医連)
WEB:https://www.min-iren.gr.jp/
●「平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」(略称:全国革新懇)
WEB:http://www.kakushinkon.org/
●自由法曹団
●憲法改悪阻止各界連絡会議(略称:憲法会議)
WEB:http://www.kenpoukaigi.gr.jp/
●日本共産党(略称:共産党)
●原水爆禁止日本協議会(略称:日本原水協)
●憲法を守る共同
・九条の会