投稿者: 憲法共同センター
イラク派兵違憲判決と派兵恒久法
イラク派兵差止訴訟弁護団事務局長
弁護士 川口創
違憲判決はみんなで勝ち取った
名古屋の弁護士の川口創と申します。今日は名古屋から参りました。まず初めに、この違憲判決は、確かに3,000人以上の名古屋の原告、100人以上の弁護団で勝ち取ったものでありますけれども、その背後には皆さまを始めとした多くの平和を願う、そしてたたかってこられてきた皆さんの力があってこその判決だというふうに考えています。その意味で、この判決は皆さんで勝ち取った判決ということで、まず、冒頭、大いに喜びたいというふうに思います。(拍手)
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名古屋高裁イラク派兵違憲判決の意義
明治大学教授・山田 朗
2008年6月13日(金)、映画人九条の会での講演
皆さん今晩は。ご紹介をいただきました山田です。今日はタイトルのとおり、名古屋高裁でのイラク派兵違憲差止訴訟、イラク派兵差止訴訟についてお話をさせていただきます。
私は、このイラク派兵差止訴訟の証人となったのは2回目なんです。最初は2006年に札幌地裁で、当時同じように陸上自衛隊の派遣差止訴訟というのがありまして、そこで証人を1回やっています。
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イラク派兵違憲4.17名古屋高裁判決の意義
2008.05.27 於:全労連会館 小林武(愛知大学教授)
はじめに
今回、私としては重点を名古屋高裁判決ということに置いてお話をさせていただきたいと思います。名古屋高裁判決からちょうど40日経っているわけですけれども、当事者に準ずる立場からこの判決の持っているいわば感動のようなところを共感、共有するところからお話を始めたいと思うんです。
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憲法をめぐる現局面と海外派兵恒久法
一橋大学大学院教授 渡辺 治
はじめに ポスト安倍政権と改憲の新局面
今日は「憲法をめぐる現局面と海外派兵恒久法」というタイトルで、1時間半ぐらいお話いたします。安倍政権が、任期中の改憲を掲げて登場してから、1年足らずの間に崩壊しました。安倍政権が登場したときは戦後史の中でもっとも改憲の危機が高まった時期だといえます。
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