【市民連合】東京都知事選の結果についての見解

東京都知事選の結果についての見解

 

 2016年7月31日の東京都知事選挙において、小池百合子候補が当選し、市民連合が推薦をした鳥越俊太郎候補は増田寛也候補に次ぐ3位に終わりました。鳥越候補が、都知事選における野党候補としては久しぶりに100万票を超える130万票あまりを獲得したとは言え、不本意な結果となったことを重く受け止めています。

 前都知事の突然の辞職を受けて、参議院選挙のさなかから野党統一候補の擁立を模索する関係者の努力がなされましたが、そのプロセスは決して平坦とは言えませんでした。市民連合では、7月13日に宇都宮健児氏が出馬を取りやめられたことを受けて15日に懇談を請い、お話を伺いました。その上で、翌16日に政策協議を経て鳥越候補を推薦する方針であることを表明し、19日に鳥越候補との政策懇談会を持ち、正式に推薦を致しました。

 しかし、7月10日の参議院選挙が終わるまで、市民連合としては都知事選に一切関与する余裕がなかったこともあり、メディアの煽る劇場型選挙に抗することができず、また、野党統一候補への支援体制の構築が大幅に出遅れたことが、残念な結果につながってしまいました。

 都知事選は国政選挙と多分に異なる事情があり、今回、力不足であったことをもって野党共闘そのものを失敗と決めつけるのは的外れであり、それこそ改憲勢力の思う壺と言わざるを得ません。

 しかし今後、市民と野党の信頼関係にもとづく共闘をいっそう深化させるためには、候補者一本化にあたって、充分な透明性や政策論議を担保することが喫緊の課題であることを痛感しています。市民連合としては、10月の衆議院補選そして来るべき衆議院選挙に際して野党共闘をさらに強力なものにするため、原則として公開の政策討論会や候補者と野党間の公開協議などを実施することを、野党に積極的に要請していきたいと考えます。

 

2016年8月2日

 

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

NEWS 159号(7月20日)

〈ニュースの内容〉

◆みんなの力で改憲止めよう‼「19日」行動各地で

・東京「7.19国会前行動」に4500人‼ 鳥越氏も参加

・京都「7.19市役所前街頭演説会&デモ」に550人‼

・神奈川、群馬で…「19日を忘れない!」と集会・デモ 

◆当面の行動日程

20160720 憲法共同センターニュース 第159号

20160720 憲法共同センターニュース 第159号

NEWS 158号(7月19日)

〈ニュースの内容〉

◆「戦争法廃止」「改憲ノー」の声をさらに広げよう

・東京憲法共同センター 巣鴨・上野・本郷3丁目で宣伝

・東京都知事選 「市民連合」が声明を発表

◆当面の行動日程

20160719 憲法共同センターニュース 第158号

20160719 憲法共同センターニュース 第158号

【声明】野党統一候補・鳥越俊太郎氏と市民がつくる都政の実現へ

野党統一候補・鳥越俊太郎氏と市民がつくる都政の実現へ

 

 来る東京都知事選において参議院選挙と同様、野党4党の統一候補を擁立するにいたりました。衆参両院において改憲勢力が3分の2以上の議席を獲得している現在、立憲主義と平和主義と民主主義を回復し、個人の尊厳を擁護する政治を首都・東京において実現することは、日本の将来において決定的に重要です。

 私たち市民連合は、野党統一候補の鳥越俊太郎氏を支持し、政策協議を経たのちにできるだけ早く推薦協定を結ぶ方針であることを表明します。

 都政は多くの課題において政治的解決を求めています。都知事が連続して金銭問題で辞職する事態は常軌を逸しています。ムダ遣いを洗い出す財政の刷新で、子育てや貧困児童の就学支援や高齢者介護の社会保障を充実させ、将来につながるムダのないオリンピックの開催準備、そして何よりも憲法を暮らしに生かし安心し安全に過ごせる生活の実現と、都民が主権者として参加し協力し合える都政の実現を推進しましょう。

 なお、前都知事の突然の辞職を受けて、参議院選挙のさなかから野党統一候補の擁立を模索する関係者の努力がなされましたが、そのプロセスは決して平坦とは言えませんでした。今後、市民と野党の信頼関係にもとづく共闘をいっそう深化させ、候補者一本化に際して充分な透明性や政策論議を担保するため、市民連合としては、原則として公開の政策討論会や候補者と野党間の公開協議などを実施することを野党に要請していきたいと考えます。

 

2016年7月16日

 

安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

NEWS 157号(7月15日)

〈ニュースの内容〉

◆「戦争法廃止」「改憲ノー」の声をさらに広げよう

・憲法共同センター 選挙後最初の宣伝行動

 市民と野党の共同の成果、自民改憲草案の危険性訴え

・新しい東京をつくろう! 野党統一候補 鳥越氏が立候補

・参議院選挙結果を受けて、各団体が声明を発表(憲法会議、新婦人)

20160715 憲法共同センターニュース 第157号

20160715 憲法共同センターニュース 第157号