憲法審査会開催反対FAX要請文(例) 安倍「改憲」のための憲法審査会の開催に反対します。

        様
2019年4月16日
全国労働組合総連合
小田川 義和

 

安倍「改憲」のための憲法審査会の開催に反対します。

 

 いま、自由民主党や公明党などから、衆議院憲法審査会開催の動きが強まっています。しかし、憲法審査会を開く必要はないし、開く条件もありません。そして、安倍首相の狙う「憲法改正」に道を開く憲法審査会の開催は行ってはなりません。

 

 第一に、どの世論調査でも、国民が政治に求める政策の優先順位は、「憲法改正」が最下位となっています。いま、「憲法改正」を急いでいるのは安倍首相たち与党の一部だけです。国民が望まない「憲法改正」のために、審査会を開く必要はありません。
 第二に、安倍政権の下では、事実に基づく議論が期待できません。安倍首相(自民党総裁)は自民党大会において、自衛隊員募集について「都道府県の6割以上が協力を拒否している」と事実に反することを挙げて、9条改憲(自衛隊明記)の必要性を訴えました。そもそも、安倍政権では、公文書改ざん、証拠隠滅、「日報」隠し、データ不正等、ウソとねつ造が繰り返されてきました。このような政権の下で、事実に基づく慎重な議論を審査会に期待することはできません。
 第三に、憲法尊重擁護義務に違反し、改憲発言を繰り返し、憲法を蹂躙し続ける安倍政権に、改憲を語る資格はありません。
 第四に、与党は「審議に応じないのは職場放棄だ」などと野党を批判しています。しかし、「原発ゼロ基本法案」や「共謀罪廃止法案」といった野党提出法案の審議に全く応じていない与党に、このような批判を行う資格はありません。
 第五に、「改憲手続法(国民投票法)改正案」は、内容的に議論に値しないばかりか、「憲法改正」の呼び水としての危険性を持つものです。その議論のために憲法審査会を開催すべきでありません。
 以下、要請します。

 

 

一.憲法審査会を開催しないこと。
一.安倍首相らは、憲法尊重擁護義務を守り、改憲策動をやめること。
一.与党改憲派は、民意を尊重すること。

以上

 

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